子供と一緒に観察しよう!食べた後に育てられる植物3選

日々いろいろな“廃材”が出るキッチン。
捨ててしまえばおしまいですが、ちょっと手を加えて植物が持つ力を観察してみるのはいかがでしょう?

そこで今回は是非お子さんと一緒に観察してほしい、残り物から育てられる植物をご紹介します。

スイカ

用意するもの:スイカのタネ、トレー、ラップ、キッチンペーパー(またはコットンやティッシュ)
置き場所:どこでもOK(寒すぎる場所は避ける)
手入れ:トレーに敷いたキッチンペーパーが乾いたらお水を足す

トレーの中に水で湿らせたキッチンペーパーを敷きます。
その上に綺麗に洗ったタネを並べ、上からラップを被せたら準備OK!暗い場所に置いても大丈夫ですが、冷蔵庫はNGです。温度が低いため発芽しません。同じウリ科のメロンやかぼちゃでも観察できますよ。

観察を始めて15日目。たくさんのタネが発芽しました。
早くに発芽したものはこのままでは栄養分が得られず枯れてしまうため、土に植え替えをしてみました。
青々と葉っぱも茂りどんどん成長しています。

ニンジン

準備するもの:ニンジンの頭の部分、トレー
置き場所:日当たりがいい場所
手入れ:2日に1度の水換え

普段の料理で切り落とすよりも、もう少しだけ大きくニンジンの上部(太い側)を切り落とします。
2.5cm程度あればOK。あとは、トレーに入れて浅く水を入れたら準備完了!
こちらは葉っぱを成長させるので、光が当たる場所に置いておきましょう。
育った葉っぱはサラダなどに入れて食べることもできますよ。

15日目には、小さいですが葉っぱが伸びています。
1つは土に植えて様子を見ましたが、こちらも葉が茂ってはいるもののサラダに入れるまでの道のりは長そう…。実験の前に長い間冷蔵庫に入れていたため休眠状態になってしまっていたのかもしれません。
ぐんぐん伸ばしたい場合は、なるべくニンジンを冷やさない方がいいかもしれませんね。

アボカド

準備するもの:アボカドのタネ、コップと爪楊枝3〜4本(またはペットボトルのみ)
置き場所:暖かい部屋(20℃以上)
手入れ:2日に1度の水換え

アボカドのタネを取り出したら、果肉をスポンジなどでしっかり洗い落とします。
タネの周りに3本〜4本爪楊枝を斜めに挿していきます。(斜めに刺した方がコップの水が少なく済みます。)
とんがっている方を上にしてカップにセット。
水はタネのお尻側1/3程度がつく程度に入れましょう。

ペットボトルでシードボウルを作るのも、可愛くてオススメです。
ペットボトルを半分に切ったら、逆さまにして下の部分にセット。
長さは一度セットしてからさらに短くして調節してみてください。

タネのお尻の部分につくまで水を入れたら準備完了!
アボカドは暖かい場所で育つ植物なので、温度の下がりすぎに注意です。
皮も固く、発芽までにはしばらく時間がかかるようですが、根気強く待ちましょう。
今回は1ヶ月ほど待っても発芽しませんでしたが、芽が出るとこのように茎が伸びていきますよ。

それぞれ、温度や光の当たり具合などの条件を変えて観察すれば、夏休みの自由研究にもぴったりです!
是非お子さんと一緒に楽しんでみてくださいね。

文/BOYTOY
編集協力/株式会社ハー・ストーリィ
掲載日/2020年7月16日