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防災について全5回で記事を配信してきました。
最終回となる今回は、避難所での生活について取り上げます。
避難所には様々な立場・年代の人が集まります。
避難所生活では、ルールを守り、避難者同士の助け合い・協力が不可欠で、要配慮者への心配りも必要です。
お互いに気持ちよく生活できるようにする為にはどのようなことを心掛ければ良いのでしょうか。
避難所により、ルールは異なります。
まずは避難所の管理者の指示に従ってください。
そしてほかの人の住居スペースへの立ち入り・のぞき、周りに迷惑な大声での会話、決められた場所以外での喫煙等のマナー違反をしないように配慮しましょう。
また、自身でも耳栓やアイマスクなどで安眠環境を確保したり、防塵マスクや消臭・衛生用品などで清潔で心地よい生活環境の確保に努めましょう。
普段は気にならない就寝時間などの生活スタイルの違いは、突然の共同生活となる避難所生活ではストレスの原因となることがあります。
不慣れなことも多い避難生活では、睡眠不足になって体調を崩してしまうこともあります。
明るいと眠れない人、暗いと眠れない人など様々なので、日替わりで消灯したり、場所を分けるなどしてお互いに配慮をしましょう。
間仕切り板等でのプライバシーの確保も大切です。
災害時には十分な衛生環境の確保ができず、密集した環境下での集団生活等により、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎やインフルエンザなどの感染症が拡大するリスクが高まります。
感染者の血液・体液・分泌物・排泄物等に触れることがある場合には、手袋等で保護しましょう。
また自身に咳などの症状があるときはマスクをし、咳やくしゃみをする時は、口と鼻をティッシュで覆い周りの人から顔をそらすなど、自分が感染源にならないように注意します。
予防策として、手洗い・室内の適度な加湿や換気・規則正しい生活と休養・バランスのとれた食事と適切な水分補給、なるべく人込みを避ける等できる範囲の対策を行いましょう。
夏場は熱中症にも注意が必要です。
避難所でも断水や停電などにより、十分な生活環境が確保できない場合もあります。
またプライバシーを確保するほどのスペースがない避難所もあります。
お互いに助け合い、協力しながら少しでも安全で快適な避難所生活を送れるよう工夫しましょう。
TOKAIの「防災ハンドブック」では、その他にも災害に役立つ情報をシーン別に累計100項目以上掲載しています。
今回の内容は「避難生活におけるACTION」に掲載した内容から一部抜粋したものです。
【防災アクション #1】 水害に備えよう
【防災アクション #2】 水害が発生したら
【防災アクション #3】 在宅避難という選択
【防災アクション #4】 避難時の注意点!