災害ごとの防災ACTION 防災備蓄のポイント

常時携行する災害用品

常時携行する災害用品

外出中の災害に備え、必要最小限の防災グッズを用意してバッグ・鞄に入れる。携帯電話、予備バッテリー、LEDライト、非常時の連絡先、健康保険証等の身分証明書(コピー可)。普段使いのマスク、ティッシュ、ハンカチ、筆記用具等は有用。女性は生理用品等も。

貴重品の備え

貴重品の備え

災害時に身元が確認できる、運転免許証、障害者手帳、健康保険証、母子健康手帳等、身分証は常に携帯。普段は非常持ち出し品と別に保管。保管場所は家族で共有し、いざという時、家族の誰もがすぐに持ち出せるようにする。災害時の証書類の焼失に備え、銀行・保険・印鑑や家の証書は、口座番号や印鑑の種類等のリストを紙に作成し携帯。

非常持ち出し袋の備え

非常持ち出し袋の備え

避難する際の物資を納めた非常用持ち出し袋は、自分にとって必要な物を考えて準備する。それらをリュックなどに入れ、玄関の近くや寝室、車の中、物置などに配置して、家の倒壊も想定して備える。持ち出せる量は、成年男性で約15Kg、成年女性で約10Kg、子ども・高齢者で約6Kgを想定しておく。

常備薬・お薬手帳の備え

常備薬・お薬手帳の備え

常備薬やお薬手帳を普段から準備しておく。東日本大震災では、被災者が薬の服用履歴、既往症、アレルギーなどの医療関係者に必要な情報を収録した「お薬手帳」を携行していたことで、常用薬や病気の情報が正確に伝わり、早期に適切な治療に結びついた。被災地の限られた環境での効率的な治療に役立つ。

怪我への備え

怪我への備え

【出血・骨折・やけど・打撲・捻挫への応急手当】清浄綿、救急絆創膏、サージカルテープ、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂綿、消毒液 【災害時の混乱防止】応急処置ハンドブック、傷病者情報伝達カード 【衛生環境確保・感染症防止】手指消毒液、ゴム手袋、マスク

トイレの備え

トイレの備え

【携帯トイレ(保管用密閉袋・ポリ袋)】5~6回×人数×7日分 【トイレットペーパー】5~6回×人数分×7日分(家族4人で8ロール(30mタイプ))程度 【ランタン型ライト】周囲を明るくして安全な空間確保 【ウェットティッシュ】水がなくても清潔さを保つ 【消毒液】感染症対策のために手を清潔に 【除菌洗浄液】こまめにトイレを拭き掃除 【消臭剤】スプレータイプを多めに

子どものための備え

子どものための備え

幼児の備えとして、食事は栄養面を考えて、大人用の非常食や災害食を取り分けてもいいが、市販の非常食や離乳食を用意しておけば安心。また、ビタミンが不足すると口内炎になりやすいので、野菜ジュースや、飲みやすい粉末またはサプリメントのビタミン剤も用意。歩けるようになった子どものために、靴や着替え、防寒具は必須。避難する際の抱っこ紐もあれば歩きやすくなる。

高齢者の災害用品

高齢者の災害用品

○常備薬・お薬手帳、必要な補助器具(補聴器他)、おむつ・着替え、入れ歯・洗浄剤 ○古い眼鏡を捨てずに再利用して用意する老眼鏡 ○下着を汚して替えがない時に役立つ尿漏れパッド ○コンパクトで持ち運びやすく、疲れた時に座れる折りたたみ椅子

妊産婦・乳幼児の災害用品

妊産婦・乳幼児の災害用品

○母子健康手帳・健康保険証・お薬手帳・妊産婦は診察券 ○着替え・靴・防寒具・抱っこ紐(両手が使えて便利) ○非常食・ビタミン剤等 ○清浄綿・オムツ・お尻ふき・ガーゼ(汚れ落とし・乳幼児のお世話等) ○授乳用ケープ・ミルクセット・離乳食(大人の食事を取り分けても可) ○スプーン・紙コップ・キッチン用ラップ(コップで飲ませる方法も)